黒澤明「白痴」の評価が低いのは...

昨日、図書館で「21世紀 ドストエフスキーがやってくる」という本を見ました。ドストエフスキーは好きだし、著者陣の中に大江健三郎の名前があるということで、早速読んでみることにしました。



島田雅彦氏と金原ひとみ氏の対談、大江氏とロシア文学者の沼野充義氏の対談、加賀乙彦氏と亀山郁夫氏の対談など、対談だけでも面白いのですが、ちょっと興味深かったのが、黒澤明が映画化した「白痴」以前少し触れた)のこと。誰もが一様に低い評価を下す作品で、私も見ましたがこれは失敗作では?と思ったものです。その理由がいくつか書かれていて、その最大の理由が監督の意に反して「大幅にカットされたこと」。元々は物語の背景を説明する映像があったのがカットされたため、元のストーリーを知らない人には全く理解できなくなってしまった。確かに映画を見ても、原作を読んでいる私には納得がいくシーンでも、初見では理解は無理だろうという感じです。

さらにロシア→雪→北海道という連想で、舞台を北海道にするのは悪くないが、商業的な意図があってか「札幌雪まつり」のシーンがあるらしい(私はつまらないと思って見るのを止めたので、そこは見ていない)が、それがドストエフスキーと何の関係もなく興ざめに感じられる点も低い評価を助長させているとのこと。

一度ノーカット版を見てみたいものですが、無理なのかなぁ...

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